家を建てる話が進んでいた時に、美容院で見た雑誌で、パッシブハウスというスタイルの家があることを知りました。冬は暖かく、夏は涼しく、しかも光熱費が抑えられる。デザインもお洒落で、ヨーロッパに憧れている私には、理想の家となりましたが、やはり耐震性を重視した家にしたかったので、もちろん予算的に適うはずもなく、雑誌を眺めただけで終わってしまいました。
家を建てる際には、パッシブハウスはムリでも、せめて太陽の光は最大限に利用しようと、採光には工夫をしました。リビングルームは大きな掃出し窓にしたのが裏目に出て、明るいけれども、冬は寒くて夏は暑い部屋となってしまいました。アルミサッシの窓は、予想以上に外気の影響を受けやすいのです。
光熱費を少しでも抑えるために、昨年から窓の半分をゴーヤーのグリーンカーテンで覆うようにしました。少し貧弱なグリーンカーテンでしたが、効果はちゃんとあり、また、見た目が涼しげなので、夏の暑さが少し和らぎました。冬の間は厚地のカーテンに変えるなどの工夫もしています。いじましい工夫をしながら、もしもう一度家を建てるチャンスがあったら、パッシブハウスにしたいです。