自宅近くでも新築分譲の土地の区画の設定から建設、そして販売への一連の流れを見て取る機会がありました。手頃な価格であっという間に分譲住宅が建つのですが、その一方でとても一生ものになる住まいと呼ぶには心もとない建て方に不安を感じました。それだけに自分の家はきちんと建てたいという気持ちが強まっていました。長期優良住宅の注文住宅にしてよかったのは、家族の将来のことまでイメージしながらじっくりと住まいを思い描くことができたことです。どうしても家を建てる時期はまだまだ若い時期ですが、次第に年齢を重ねていきます。リビングやキッチンの使い方、そしてバリアフリー対応にするなど先々のことまで考えておくことで将来の無駄な投資を防ぐことができそうです。また子供にも意見を出してもらい、やがては住まいを引き継ぐ前提で考えてもらいました。分譲住宅よりはやや割高になりましたが、一生ものの住宅、そして世代をまたいで住み続ける住まいになると思えば、とてもいい決断だったといえます。